日本精神神経学会が、5月28日に診断名の変更を発表したのですね。
朝日デジタルを読んでいる息子が教えてくれました。
注意欠如・多動性障害(ADHD)は 注意欠如・多動症
アスペルガー症候群、自閉症は 自閉症スペクトラム症
言語障害は 言語症
などのように、「障害」という文字をなくしたり、ひとくくりにしたり、多くの人たちの願いが反映された形に近づいたかなと思います。
逆に、
アルコール依存症は アルコール使用障害
となったり、
カフェイン使用障害やインターネットゲーム障害などの診断名が増えたりもしています。
すべてが心の病のような扱いのところは「違うよね」と息子と話しましたが、「障害ではないもんね」と評価もしました。
当事者である息子は、「病気ではない」「標準的なタイプではない」そして、「(自分が人と)変わっていて良かった」と話していて、自分のことを正しく肯定的に理解しているなと思います。
その一方で、「事件なんかを起こす危険な人間」と思う人が世の中にいること、周囲に理解されずにありのままで過ごせないことが「危険な状態(二次障害のこと)」を引き起こすことも話していて、世の中のこともよく理解できているなと思います。
これからも色々と苦労はあると思いますが、ここまで育ってくれて素直に嬉しいです。
呼び方が変わりました
ご無沙汰してます、息子さんの成長ぶり、頼もしいですね。自己理解をし、家族と共に社会の在り方や周囲のとらえ方について思いを言い合える家族会話は家族の愛情を感じ、安心感につながると思います。名称は変わっても変わらぬ学校教育や社会理解にため息が出てしまいますが、前向きに生きる楽しさを感じられる人になってくれればと思います。学びある人と出会い、社会人として誰かの、何にかのお役に立てるよう、親の後ろ姿でも見せていけれるよう、私も気を引き締めていきたいとこの頃特に思うようになりました。
本人からの情報ってすごいな~。
家は、診断も告知もまだなので、そういう感じからは、程遠い感じがします。
呼び方一つで、ずいぶん印象が違いますね。
本人の意識の上でないと考えられる事には、障害の字が消えて
習慣的な要因があると考えられることには、障害という名前になったのでしょうか。
これも、また微妙な問題ですね。なにか先天的な要因の上での習慣だとすれば、これも意識の上ではないかもしれませんしね。
状態だけをシンプルに示す名前はないのかな~?
「自己理解」
とても、そして一番、生きていく上で大切な事。
でもとても難しい事。
どんどん進んでいくご子息が、心強くもあり、うらやましくもあります。