いよいよ来週10月4日が本年度の高校めぐりという時期になってしまいましたが、2022年1月30日に開催したオンラインイベント「色んな高校について話そう!」についてです。

コロナ禍ということもあり前の年も開催できなかったので、せめてオンラインで話そうと開催しました。

イラストはオンラインで働くって?の時と同じ中学生のやえさん。
「高校って何?なんで行くの?」と言っていた彼女に、そんな感じで描いてくれたらいいよとお願いしたイラストです。
当日のスライドには、間違えて途中段階のを載せてしまいました💦
(ごめんなさいよ)

「義務教育」という言葉が強すぎるからか、彼女のように「高校って何なの?」「なんで行かなきゃいけないの?」という質問を子どもたちから度々受けます。
「義務教育」というのは、「大人」が「子ども」に教育を受ける機会を与える「義務」なのに、子どもたちには「子どもが学校に行かなければならない」義務に聞こえるんですね。そういう説明をしてしまったり、そう思わせる言動を大人がしてしまっているからでしょうが・・・

中学まで我慢したのでこれからは自由にしたいと思う気持ちは良く分かる。むしろ今までも、そんな我慢はする必要がなかった。でも、すぐに働くのも大変だし、仕事の募集は高卒以上が多い。給料も中卒と高卒では違うから、働くようになってから高卒資格を取る人もいるよ。などなどのお話からスタート。

アカデミックな世界で生きていこう!とか、勉強が大好き!という子はどんどん勉強して大学や大学院へ進んでいったらいいと思いますが、高校卒業資格については運転免許くらいに「あったら便利」と思うくらいでいいと思います。実際、どこの高校を卒業したかなんて、一部のこだわりのある人たち以外は気にしていません。

高校を卒業した後の人生の方が圧倒的に長いので、SDGsじゃないですけど持続可能かどうかや将来につながるかが一番のポイントだと思います。

そこで、体力があり登校にも抵抗がない人のために普通高校や専門高校、定時制高校などの説明をした後、通信制高校について説明をしました。

通信制高校と一言で言っても、通学の仕方は様々。
今は基本はオンラインでというところも増えてきているので、体力に自信がなかったり、やりたいこととの時間配分を自分で決めたい人にはいいですね。

卒業条件も、基本的には全日制高校と変わりません。

気になる費用については学校により様々なので学校に確認して欲しいところですが、高等学校等就学支援金制度の改正で、授業料については実質無料になる場合も出てきました。
基本の授業料についてなので、オプション部分やサポート校利用については補助がないことにご注意くださいね。(どの学校も、それが分かるように資料を作っていると思います。)

来週の高校めぐりでは、この時配布した資料と以前の高校めぐりの資料を再編して、各高校のホームページへのQRコードも付けてお渡しします。お役立てください。

今年度でキャリア学習への助成最長3年も終了。その前の3年間は保護者向けの勉強会として開催して3年助成を受けていたので、来年度からは寄付が集まれば開催したいと思います。

わたしたちは、同じ保護者の立場で、ボランティアでやってきていますが、支援を求めている同じ立場であるが故に、正直苦しいです。
高校めぐり部分だけで、チラシに5万ほど、旅行業に当たるので委託やバス費用などで10万ほど。
学校との交渉をしたり資料を集めたり作成したりの人件費は助成対象外ですし、今後は助成もありません。
受益者負担の原則に当てはめてしまうと、参加費がとても高くなってしまいますので成立しません。

同じ立場で一緒に考えていただける方は、どうか仲間になってください。
活動を応援いただける方は、ご寄付や賛助会員登録などのご支援をお願いいたします。

色んな高校について話そう!2021

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