小学校に通う前から、娘は療育施設に通所していました。                                 

 

聴覚過敏、視覚過敏、触覚過敏もややあり

大人数で過ごすのは負荷がかかりやすいと自治体に来る医師にいわれて、通所

できる場所を探して、娘の居場所はここだと確信し決めたのです。

  

それまでは 「私とだけ過ごせばいいの?」「娘の居場所はないの?」

朝が来るのが怖くてたまりませんでした。

 

そして何を思ったのか、療育センターに繋がるまで支援センターに通っていました。大きな声を出す、暴れる娘と電車やバスに乗って盛岡までの道のりはとても辛かったこと今でも記憶しています。

 

だけど誰かと繋がりたくて、娘の問題行動の答えが欲しくて、でも娘の「普通と違う特性ゆえの行動を」ほかのママに指摘されるのではないだろうか?

そう考えてはビクビクしながら、周囲と我が子の差を感じながら、通っていました。

ある日、顔見知りになったママに声をかけてもらえたことで、少しずつ心の靄を

言葉にしてみました。

 

 

有難いことに、支援センターで出会ったママ友と今も交流がありますが、

lineのやり方を解らない私に教えてくれるママ

子育ての先輩ママが、色んな不安があるよねって家の近くまで来てくれるママ

こんな習い事してみてはどうかな?と提案してくれるママがいました。

子供たちも、大人に比べて差別意識もなく娘の不得手なところをサポートしてくれる同世代のお友達には当時とても助けられました。

 

でも、それだけじゃダメだ…娘の将来がかかっているんだから

そう考えては色んな機関に相談する旅?を続けたのです。

 

 

 

言葉が出ない、歩けない、意思が伝わらず癇癪からの自傷行為。

本人はもちろんのことですが、親もどうしたらいいか解らず苦しんだものです。

このままではいけないと、保健師に相談するも

「お母さん、お子さんを病気にしたいの?」「考えすぎですよ?」「お母さん、眠れますか?」「お母さんが病院に受診してみては?」etc…

 

そう言われては途方に暮れていると、ある時の健診でいつもと違う保健師に

同じ不安を伝えると・・・

 

 

「発達検査って受けたことある?」の問いに

「それってなんですか?」

 

そうして、はじめて検査を受け療育につなげた方がいいとなったものの病院は

自分で探すように言われました。

どこにあるかも教えてもらえず、困った私は「検索」しました。

住んでいる地域の親の会と、アコモンを見つけました。

 

地域の親の会の方から、療育施設と、病院へつなげていただき

アコモンでは、メールで相談に何度ものってもらいました。

外に1人で出るのが怖い、周りの目が気になる。

娘の不思議な行動を目にするにつれ私はどんどん臆病になり外に娘を連れていけなくなっていました。

健診も一人では行けず、一時は自宅に来てもらったこともある。

そのうちお父さんに時間を作ってもらい、健診に付き添ってもらいました。

 

しかし、一見理解があるお父さんに見える、夫は

一緒に親になったはずの夫も、名ばかりの父親で娘の特性を受容できず

その苦しみを、アコモンの代表に打ち明けることで、何度となく

息を吹き返していました。

 

会員になる時も、夫がなぜアコモンに入らなければいけないのか?

どんなメリットがあるのか?

何故費用が掛かるのか?などなど、私からするとどうでもいい質問をしてきました。

 

そのやり取りにも真摯に向き合い耳を傾けてくださったお陰で、無事に入会。

 

今ではその夫も、娘のよき理解者であり、療育センター受診に、外出時に

協力してくれるまでに変わっていきました。

 

いまはなかなか研修や講義を受けることはできませんが

アコモンに入会したことで、一緒に参加し情報を共有することで

娘のことを受容し、もしかしたら自分も特性があるかもしれないと言えるまで

変わってきました。

 

私だけで、育児をしていたら潰れていました、間違いなく。

私だけで、夫を父にしようとしていたら、心が壊れていました。

私だけで周囲に理解を深めようとしたら、明るい未来は見えてこなかったでしょう。

 

 

でも、第三者と話すことで悩みさえ見方が変わり

成長につながる上り坂なのだ、いまはエネルギーを蓄積している最中なのだと

気持ちを切り替える事がしやすくなり、娘に対しても感情的な言葉が減ってきました。

 

 

子は親の鏡であり、育児は育自といいますが

悩みも情報も、お母さんたち(お父さんたちもいっぱいアコモンにいるんですよ)

と一緒に共有することで、負担は軽くなり、喜びは倍になります。

 

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