10月5日(土)に「災害時のハックを学ぼう!2019〜防災士さんが先生編②〜」がアイーナにて開催されました 。

 

 

今年度最後の防災学習です。

 

 

6月の防災学習で、いざという時に子ども達のお守りになるようにと、「おまもりんご」(携帯乾燥りんご)を提供していただいた新沼真弓さんを講師としてお迎えしました。

可愛らしいりんごの帽子がトレードマークの優しい防災士さんです。

 

そんなまゆちゃん先生から学ぶ今回のテーマは ”災害時の不安対策”。
避難所でプライバシーを守るスペースを確保すること、子どもに遊びを提供すること、どちらも不安を軽減してくれます。

 

 

こちらはまゆちゃん先生が遠路はるばる運んできてくれた「どこでも個室」
着替えや授乳やトイレなど、見られたくない時に大活躍。

この個室の中でちょっと実験。

懐中電灯で作るランタンにノリノリの様子。
楽しそう〜

 

 

もう一つの目隠しの技、新聞紙テント。

見本用のテントとして、まゆちゃん先生がアコモン印の小さいテントを作ってくれましたよ。

 

新聞紙テントは骨組みから、子どもと親、ボランティアさんで協力して作りました。
大きなテントを作りたい!と、みんなで知恵を出し合い、協力し合って骨組みを作り、大テント作りにチャレンジしていた子もいました。

 

骨組みの外側に新聞紙を貼り合わせます。大きな写真がある新聞紙を貼れば、自分のテントの目印になるし、華やかにもなりますね。

 

早速出来上がったテントの中に入っている子達がいますよ。居心地はどうかな?

 

安心グッズのぬいぐるみ用テントを作る子もいました。

 

出来あがったテントは、次の会場である調理実習室へ壊さないように運びました。

運ぶのも楽しかったようです。いい笑顔です。

 

運んだテントを並べて、中に入って休憩タイム。
テント作りで使ったパワーを充電中かな?

これだけの新聞紙テントが並ぶと圧巻ですね。
まゆちゃん先生曰く、「accommonテント村」。

 
ハート印のテントが可愛い〜。

 

 

プライバシーの確保にも、遊びにも。
とても良い体験ができました。

 

 

 

毎回必ず取り入れている非常食の試食ですが、今回は主食を色々食べてみました。
五目ご飯、うどん、リゾット、パスタを試しました。

  

 

それぞれ出来上がるまでの時間が違うため、キッチンタイマーで時間を計りながら作りました。

缶に書いてある説明を読み、ふむふむ、なるほど、こうしてみよう、と相談中。

 

自分で作る!と積極的に手を動かしていますね〜。

 

真剣な表情がかっこいい!

 

 

ボランティアさんが水で作ってくれた非常食もお試し。


非常時には水しかない場合もあるため、それを想定してやってみました。
経験しておけば、対策を一つ増やせるかもしれません。
お湯と比べて時間はかかるものの、水で作ったものもおいしかったですよ。

 

 

非常用のおやつも試食し、防災ファイルに食べられたもの、苦手だったものを記録しました。

食べられるものが見つかったらラッキー!
これは食べられないというものを見つけた子も、やっぱりラッキー!
 

災害時に初めて食べて、「食べられない…」とガックリするのを避けられたのですから。
 

アコモンではこれからも「非常時に食べられるもの探し」を続けていきます。

楽しみながら一緒に探しましょう!

 

 

 

色々な触り心地の感覚グッズを試せるコーナー。

今回は避難所でも使いやすい、音のしにくいものを用意しました。

子ども達に大好評でした!!

 

  

   

 

前回9月に引き続き、岩手県立図書館の出張図書館コーナーも再びお目見え。

不安対策のテーマに沿って本のラインナップを新しくしていただきました。

本を間に挟んで、「これ持ってる!」「おすすめだよ」などと参加者の間で交流が生まれたシーンもありました。

 

 

絵本の読み聞かせと防災紙芝居には、みんな静かに見入っていましたね。

 

テント作りや試食の参加は難しかったけれど、紙芝居が始まった途端一番前に場所を確保して、夢中になっている子がいました。

そして、楽しかった〜と帰って行きました。

それが一番だなぁとしみじみ思いました。

 

 

 

紙芝居しか参加できなかった子は、今回、テント作りや非常食の知識を得ることができなかったかもしれません。

でも、防災学習に来てそこで紙芝居を見て楽しかったことが、「防災」という言葉への抵抗感を減らす可能性は十分あります。あるいは「防災」に良いイメージを抱いたり、興味を持つきっかけになることもあるかもしれません。

 

 

知識を教えるよりも、子ども達に楽しいと思ってもらう、興味を持ってもらうきっかけを作ることが”アコモンの”防災学習のあり方なのではないかと、今年度3回の防災学習を終えて感じています。

 

 

これからも多くの方々の助けを借りながら、子ども達とその家族が不要に苦しまないための防災学習を続けていきます。

応援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

最後になりましたが、身近な新聞紙一つでできる災害ハックを、子ども達がゆったりと楽しめるようにご指導していただきました防災士の新沼真弓さん、本との出会いの場を作り、本の楽しさを伝えてくださった安保和徳さん、似内千鶴子さん、子ども達と触れ合い、イベント進行を支えてくださったボランティアの皆さんに、心より御礼を申し上げます。

どうもありがとうございました。

2019年10月5日「災害時のハックを学ぼう!2019〜防災士さんが先生編②〜」

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