令和元年8月28日。今年も岩手県立大学看護学部、佐藤史教先生をお招きし、SST講座を開催しました。

今回のテーマは「適応思考を身につけて心に余裕を」です。
月に1回、小中高生向けSSTを開催している佐藤先生。昨年度の「家庭でも実践できるSST」を踏まえても、まずは保護者や支援者が“適応思考”を身につけることが重要とのことで、決まったテーマです。

実際に自分に起きそうなストレス状況(家の中が散らかっている、時間もなくそのまま…)などを想定し、自分の考え“自動思考”を知るところから、講座は進みます。

自動思考から生まれる、感情や行動を変えるには、自分の自動思考を知り、適応思考に置き換えること。

難しい、聞いたことのない単語が続きます。でも実際は、解説や例え、グループワークの際の先生からの直接のアドバイスのおかげで、とてもわかりやすかったです。

これまでの経験談や、お子さんの話などは、時に笑いも交え、とても参考になります。

自動思考とは、とっさに浮かぶ浅い考え。その場に合った適応思考に素早く切り替えるのは難しいことですが、講座を受けた後は「今の自分は、自動思考で話そうとしている!」という、日常生活での気づきが増えました。

感情のコントロールが難しい我が子にも、ただ「落ち着いて」というだけではなく「こんな考え方もあるんだよ」と具体的なアドバイスができるようになりました。これまでと同じような制止・アドバイスのようで、こちらの心持ちが違うだけで、伝わり方が全く違うのだと、実感しています。

佐藤先生、今回もご協力ありがとうございました。

また、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

今後も様々なテーマの勉強会・ワークショップを企画しております。ぜひご参加ください。

令和元年8月28日 勉強会「SST講座 ~適応思考を身につけて心に余裕を~」

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