チャレンジキャンプ2日目。
起床時間よりも早く起きて活動し始める子どもたち。
子どもたちはぐっすり眠って、昨日の「お外でエクササイズ」の疲れも残っていない様子です。
朝のつどいが終わったら、朝食です。
本日のメイン、鞍掛山登山に備えて、たくさん食べましょう!
「雨が降りませんように」と、1週間前からスタッフは毎日何度も天気予報のチェック。
前日の夜まで弱雨、曇りの予報でしたが。。。
雲はあるものの青空がみえ、気温も暑いくらい。絶好の登山日和です。
テンパークから相の沢キャンプ場まで、バスで移動しました。
キャンプ場から登山口まで、約15分。大人はすでにお疲れのようです。
山の中は、普段は見られない植物や生き物がいっぱいいました。
登山の講師の先生が考えてくれた、探し物クイズ。全部見つけられるかな?
熊の爪痕や、タヌキも見られましたよ。
望月先生のお話はたまにジョークも交じり、子どもも大人も疲れを忘れて、ついつい笑顔になってしまいます。
珍しいキノコや、セミの抜け殻。わからないこと、初めて見るものも、質問するとなんでも答えてもらえます。
なんでも知っている先生方は、山の神様のようでした。
2.8キロの山道を登り、頂上から見える岩手山は大きくて迫力がありました。
途中で下山した子もいましたが、全員で登山にチャレンジできました!みんな、とっても頑張りました。
下山後はテンパークに戻り、お昼ごはん。
頑張った後のおにぎりは、とても美味しかったです。
午後は創作活動、エコ工作です。
手回し発電機などを使って、発電の仕組みや電気の大切さ、切れた電線はとても危険だということを学びました。
小さい子にはちょっと難しい内容もありましたが、実際に電気が光ったり、動いたり。
楽しい仕掛けにみんな興味津々でした。
お話の後はお楽しみ!ススキの輪ゴム鉄砲と、ペットボトルのエコカー作りです。
ススキの茎は固く、つるつるしています。ふさふさしたススキの茎が竹のように固いなんて、初めて知りました。竹より節が少なく、加工しやすいので、できる子は糸鋸で自分で切ります。
輪ゴムできっちり固定し、輪ゴムを引っかけて的当て大会をしました。
当たるたびに「よし!」とガッツポーズ。大人も子どもも大はしゃぎです。
エコカーはそれぞれ好きな飾りつけをします。発射台から走らせると、なかなかのスピードです。
3時間のゆっくりした創作活動だったため、はじめは部屋に入れなかった子も、登山で疲れて寝てしまった子も、最後には一緒に創作し、たっぷりと的当てやエコカーレースを楽しむことができました。
1日の活動を終えて、晩ごはんです。
今朝までは家族ごとに座っていた食事も、夜は自然とボランティアさんと同じテーブルで食べました。
登山や創作活動を通して、少しづつ距離が縮まってきました。
さて、この日はこれで終わりではありません。
せっかくの機会なので、晩ごはんの後は懇親会です。
保護者が交流している間、子供たちはボランティアさんとアナログゲームや風船で遊んでいました。
今回のキャンプでは、デジタルゲームなどの持ち込みは禁止していましたが、無くても大丈夫。
様々な年齢の人が集まることで交流の幅が広がり、楽しいことがたくさんあるのだとわかりました。
3日目は野外炊事です。
長いと思っていたキャンプも、ここまであっという間に過ぎてしまいました。
講師の先生方、協力者の方々には、大変お世話になりました。
改めてお礼申し上げます。
鞍掛山登山:望月 達也先生、木幡 英雄先生
エコ工作:高橋 功先生
学生ボランティア指導:竹之下 典祥先生、清田 博美先生
ボランティア参加者12名