実は今、転校して半年くらいのむすこのクラスメイトが
しばらく学校に来ていないそう。
事情は分からないけれど、転校って大変だなぁと、
むすこと振り返ってみました。
4年の夏休み明けに転入。なかなか教室に入れなかった。
親しげに話しかけられても何も話せない。
支援の先生のおかげで、給食が食べられるようになり、
徐々に学校生活に参加。
5年のクラス替えでまた教室に入れなくなり、
給食が食べられず、体育で着替えることができない。
前のクラスからいっしょの友だちに助けられて、
徐々に学校の日常的な活動には参加。
6年で持ち上がりのクラスの中、
給食は相変わらず食べられず、着替えもできないけれど、
参加できる行事も増え、修学旅行も楽しんできた。
自分のことと照らし合わせて、
「○○くん、大変だと思う」
とむすこ。
そして
「学校は、勉強だけじゃないから・・・」
とつづける。
「学校は・・・あれだ、生きる訓練でもあるから」
訓練だと思って、学校に行ってるんだぁ(;O;)
友だちに会えて楽しいからって通ってる子が多いだろうに。
よく成長しているなぁと感動する気持ちと、
訓練と思って辛い思いをしながら通っていることが不憫な思いで
涙が込み上げてきました。
生きる訓練
息子くんは冷静に周囲の状況や自分自身をしっかり受け止めている子どもさん、いや精神は大人かも?お母さんと色んな事を話しあい、自分の思いや考えが伝えられる親子関係はとても素敵だと思います。『生きる訓練』重たいけれど12歳にして人生を語っているようですね。子ども同士の摩擦や先生と生徒、大人と子どもという立場の中で楽しいだけではない人生の山や谷を感じているのですから偉いです。訓練=辛い思いとは思ってないかもしれません。不憫に思わず、「いってきます」から「ただいま」の間の成長を、よく頑張ってるね、君の成長ちゃんと見てるよ、何か困りごとがあったら言ってね、と包んであげてこられたからこそ今の自身と向き合える息子くんがいるのですから。クラスメートの子は心配ですね、新しい環境は大人でも慣れるのに時間かかるから、子供の性格もあるでしょうが、なじむまでがエネルギー使いますよね。休みが長期にならない事を願います。