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平成31年2月20日勉強会「家庭でできるSST」をSST普及協会認定講師であり、岩手県立大学看護学部の佐藤史教先生をお招きしてアイーナで開催致しました。佐藤先生の講義は昨年に引き続き今回で2回目。昨年の勉強会では子供との関わり方について楽しいエピソード、参考になるエピソードを交えながらのお話を頂きましたが、今年も家庭で取り組めるSSTの進め方についてお話しを頂きました。

まずSSTとは、の説明から。SST(ソーシャルスキルトレーニング)は、日本語に訳すると「社会生活技能訓練」というもので、人付き合いを良くしコミュニケーション力を高めるためのトレーニングだそうです。

先生ご自身が小学校5年生の時のお話をして頂きました。転校してきた気の合う友人が不登校になり、心配になってお友達の家を訪ねたそうです。学校のことには一切触れず、好きなゲームを一緒に楽しんだそうですが、そのお友達は翌日から登校するようになったそうです。人の感じ方や考え方は多様で、相手によって適した対応は違ってきますが、そのお友達には先生のその対応がたまたま合っていたために、心を開くことができたのだろうということです。

SSTは、具体的な日常生活上の問題場面を課題として取り上げて、ロールプレイングを用いて練習します。自動思考(瞬間的に頭に浮かぶ、表面的、瞬間的、一時的な思考やイメージ)とスキーマ(すでに頭の中にある、深層的で継続的なその人の思い、信念)の説明を頂きました。例えば授業中に後ろの席の人からちょっかいを出された。その時の自動思考は?他にどんな考え方ができるか?自分の気持ちを伝えるとしたらどんな言い方があるか?自動思考をとらえて他の肯定的な自動思考を取り入れるという練習を隣の席の人と親役、子供役に分かれロールプレイングしてみました。子供の率直な気持ち「嫌だった」「イライラした」。そんな気持ちを親は一旦受け入れて、他の考え方を取り入れさせ、自分の気持ちを相手に伝える為にどう表現すればいいのか…スキーマにはどう影響するのか…皆さん答えを出すのに苦戦していた様子。「嫌だな」から「私のこと好きなのかな?」「友達いないのかな?」表現は様々ですが、こんな考えに転換できたら、余裕のある行動を取れるのかな、と感じました。

 

お子さんの良いところを10個挙げて下さい、と先生から。2、3分で考えてみました。長所と感じていることをお子さんに向かって言葉で伝えてあげることが大事で、子供のタイプによって言い方も変わるとは思いますが、そっと良いタイミングで伝えてあげる、これも日々訓練し伝えてあげたいですね。

こうしたらどうかな?とさっと提案、差し出してあげる。先生のお子さんが「…同じ学校の友達が来ないから話す人がいない」とサッカーの練習に行きたがらなくなった時期があったそうです。「チームの人ともっと話せるようになりたいんだね」と先生は肯定的な言葉に置き換えて話したところ、意外なお父さんの反応に子供は心が開き(他の自動思考を取り入れて)サッカーの練習に休むことなく通うようになったそうです。こういったちょっとしたきっかけがうまくいったりするそうです。

ちょっとしたきっかけのお話を今回沢山頂きました。様々な患者さんと接していらっしゃる先生は様々なパターンで自動思考を変える手段を身に付けていらっしゃって、その逸話に受講者の皆さん楽しく聞いている様子でした。穏やかだと人から言われることが多いという先生ですが、スキーマが変わったと自分で思うのは大人になってから、つい最近とおっしゃいます。スキーマを変えるのは生きている年数の半分はかかる、と言われているそうです。年齢が低い子供のうちにSSTに取り組むのはコミュニケーション力を上げるのにとてもいいことなんですね。人生日々訓練ですね。

今回の勉強会、先生の経験を通しての具体例を沢山ご紹介いただき、とても分かりやすくリアルに感じることができました。受講者の方々からロールプレイングが難しかった、という声が上がりました。自動思考?スキーマ?適応的思考?確かに順番通りにと思うと難しくなってしまいますが、これも又日々訓練。不登校の友人にちょっと寄り添った行動のように、ちょっとした…が大事なのではないか、と感じました。

SST開催について、こちらのアコモンサイトでもご紹介しております。参加したい、興味があるという方は覗いてみてください。

http://accommon.jp/information.html

 

 

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H31.2月勉強会「家庭でできるSST」

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