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平成30年11月28日、作業療法士で感覚統合セラピストでもいらっしゃる岩手リハビリテーション学院の田中弘美先生をお招きして、勉強会「感覚統合について」を開催致しました。保護者、支援者沢山の方にお集まりいただきました。

 

まずは、発達していく脳の図を見せて頂きました。神経線維の枝が少ない生まれて間もない赤ちゃんの脳、枝が増えている生後3か月の脳…他の細胞の繊維とつながり緻密に繊維を伸ばしていき、いらない細胞は死んでいく。情報が入ってこないと脳は成長しない。そして脳の発達には順番があり、下の方から成長していくというお話を頂きました。脳幹から成長していき、未発達の赤ちゃんの脳はただ生きている、からたくましく生きていく能力や上手く生きていく為の能力、理性や倫理や悼む気持ち等を習得しながら脳は発達していく。大脳に損傷をきたした高次脳障害の大人の方と学習障害のお子さんの症状は非常に似てるとのこと。学習障害の子供達を対象に研究された感覚統合という理論、脳の機能と運動・行動面の問題、非常に興味深いです。

様々な感覚のお話を頂きました。視覚、聴覚、触覚、前庭覚(平衡感覚)、固有覚(筋肉の感覚・関節の感覚)。どの感覚につまづきがあるのか、どの感覚への反応が大きいのか、実際に子供たちの映像を見せて頂きました。手先が不器用で折り紙で苦戦したり、お箸が使えずお弁当に海苔を乗せて食べる、というお子さん。砂や粘土を触ることが苦手で触覚にも問題がありそうです。不得意なことがある反面、地図が大好きで道順を覚える才能は目を見張るものがあります。砂や粘土の感覚が苦手でもぎゅっとつかんだりする感覚は好きなこの子には思いっきり粘土をコネコネさせていました。布団にぐるぐる巻きになって(この布団、先生のアイディアだそう)布団ごと坂を転げ落ちてみたり、狭いところにはいってみたり。生き生きとする姿がありました。ビデオには3人の子供が登場しましたが、いつもクタクタと姿勢が悪いのに、回ることは大好きで体全体で乗るブランコに乗りびゅんびゅんと回りだした途端姿勢が良くなったり、大胆なすべり台遊びで運動神経が良くなったり、動きが大胆で皆さんの笑いが起きる場面もありました(笑)本人が自ら取り入れた感覚刺激で運動能力が伸びていく様子をみることができました。過敏さは段階づけていけば取れていき適応できるようになるそうです。そして、ご指導する先生がとても楽しそうだったのが印象的でした。

感覚統合はトレーニングではなく脳が成熟するように助けるものであり、家でも無理にトレーニングをさせる、というものではなく(家はむしろ息抜きできる場所に!)本人が興味を持つものを引き出す為の手助けの手段です。子供本人自らが取り入れたもの(感覚刺激)、自ら楽しんだ遊びの方が大きな発達を期待できるそう。我が子もお世話になったことのある作業療法、こんな理論に基づいていたのかと大変参考になりました。子供と一緒に興味探し楽しんでみたいと思います。

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H30.11月勉強会「感覚統合について」

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